不正アクセス・盗聴について
○不正アクセス
(1)侵入行為:ソフトウェアの脆弱性を悪用し、コンピュータに不法侵入すること。
(2)なりすまし行為:正規の利用者のID・パスワードを悪用して、攻撃者が利用者になりすますこと。
○フットプリンティング
攻撃にサイバー攻撃の前に行う情報収集・下調べのこと。
攻撃対象の弱点やセキュリティ体制などを分析し、攻撃ルートや使用するツールを選別などをする。
○ポートスキャン
接続席のポート番号に抜け穴がないかを調べる行為。
サイバー攻撃の手法としてポートスキャンを行うだけでなく、
システム管理者が自衛のために行う場合もある。
○スニッフィング
ネットワークを流れる通信データを監視・記録する盗聴行為。
○ウォードライビング
無防備な無線LANの親機を自動車で移動しながら探し回る行為。
強力なアンテナを持つ無線LAN子機を装備し、
セキュリティが甘い外部に漏れ出た電波を求めて、オフィス街などを徘徊する。
○不正アクセスの手順
(1)情報収集:侵入の糸口を見つけるために情報収集する。
・フットプリンティング
・ポートスキャン
・パスワードリスト攻撃
(2)権限取得:利用者ID・パスワードを不正入手し、アクセス兼を取得する。
(3)不正実行:被害を生じさせる行為を行う。
・盗聴:データの不正入手・情報漏えい・パスワードの盗難。
・改ざん:データの書き換え。
・なりすまし:正規の利用者に見せかけて侵入し機密情報を入手。
・破壊:データやプログラムの削除。
・不正利用:遠隔操作。
・不正プログラムの埋込:スパイウェアやトロイの木馬の埋め込み。
・踏み台:DDos攻撃の拠点、迷惑メールの送信。
(4)後処理:痕跡の消去やバックドアを作成する。
○テンペスト
ディスプレイから発する微弱な電磁波を傍受し、表示内容を盗み見ること。
○サイドチャネル
暗号装置が発する電磁波・熱・消費電力・処理時間などを外部から観測し、解読の手がかりにする。
○不正アクセス・盗聴の対策
・使用していないポートを閉じ、不要なアプリケーションをインストールしない。
・暗号化の強化やパスワードの長文化
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