データサイエンティスト協会 大阪セミナー2019 第2回
昨日データサイエンティスト協会主催「大阪セミナー2019 第2回」に参加してきました。
日本電気株式会社(NEC)・伊豆倉 さやか氏
【初心者向け】データサイエンティストの仕事
~チョコレート作りにもデータサイエンス~
これからの時代に必要な人材
基本的な素養として「読み」「書き」「そろばん」に変わり、「数理」「データサイエンス」「AI」が必要になってきています。
デーサイエンティストに必要なスキル
- データサイエンス力
- データエンジニア力
- ビジネス力
データサイエンスを現場に活用した例
時代のムードを味わうというコンセプトのもと、「あの頃は CHOCOLATE」というものをチョコレート屋さんとコラボレーションして作ったそうです。
以下HPから引用。
「過去約60年の新聞記事のうち、印象的な出来事のあった5つの年をピックアップし、各1年分の新聞記事をAIで分析。分析結果を表した7つの味覚指標をもとに各時代のムードをチョコレートで再現したものです。」
チョコレートの「甘味」「苦味」「酸味」「ナッツ」「フローラル」「フルーティ」「スパイス」といった7つの要素をベクトル化・数値化し、AIで分析した結果の数値に合わせて味を調整するという面白い試みだったようです。
日本IBM株式会社・西牧 洋一郎氏
データサイエンス超入門
〜中学2年生向け出前授業で私はこうデータサイエンスを教えています〜
中学生に向けて
次世代の科学技術系人材を育てるカリキュラムや取り組みを行っている教育機関に対して、文部科学省が指定するSSH(スーパーサイエンスハイスクール)という制度があります。
この認可を受けている玉川学園という学校では、中学2年生から統計を学び始めているそうです。
IBMの西牧氏はデータサイエンスというものを如何に中学1年までの知識で伝えるかに苦心した。
結果として「駅前にスタバが出来たら?」という課題を「比例」を用いて説明し、わかりやすく実感できるように教えているそうです。
ビジネスの現場では
翻って、実際のビジネスシーンでもデータサイエンスの課題を上げてみると以下の3点が挙げられます。
- 課題を「見つける」
- 課題を「解く」
- 現場に「使わせる」
特に3つ目の「使わせる」=データ分析の効果が実感できるか。に成果が掛かっているので、如何に説得力を持って現場に「使わせる」ことが出来るかがとても重要だとお話されていました。
三井住友海上火災保険株式会社・木田 浩理氏
現場を巻き込み、動かすための可視化力
現場と分析のギャップ
現場の担当者の現状として、
- 時間がない
- データ活用のイメージが湧かない
- 「分析」という言葉自体にアレルギー
という問題がある。
しかし、「お客様を知りたい」というニーズは共通している。
そこで、現場の人たちが「自分自身でデータを集める」ことによりデータサイエンスを実感してもらう。
現場スタッフの声をしっかり聴く
現場スタッフの「気づき」「実体験」は必要。
これをデータサイエンティストがわかりやすく可視化して、現場のスタッフに理解してもらうことがすごく重要。
余談:ノベルティ
チョコにQRコードという、なかなか面白いアイデア。
実物は読み込めましたが、↓は読めますかね?
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